Tim Bernardes

チン・ベルナルデス

日本でも2017年のソロ・デビュー作が「ブライアン・ウィルソン meets カエターノ・ヴェローゾ」「21世紀版ブラジリアン・ソング・サイクル」と早耳の音楽ファンの間で話題騒然となったチン・ベルナルデスは1991年ブラジル・サンパウロ生まれ。

幼年期からピアノやギターを始め、10代の頃にはバンドを結成し活動を開始。オ・テルノのメンバーとしてデビューし注目されると2017年、ソロデビューアルバム「Recomeçar」をリリース。ブラジルの伝統的な音楽をベースとしたポップ、ロック、フォークなどの要素を取り入れた、独自のソングライティング能力と優れた歌唱力は国内外で高い評価を得た。
2022年には、より深く内省的な作風の2枚目のアルバム「Mil Coisas Invisíveis」をリリース。ベルナルデスの人生経験や彼の音楽的ルーツを反映した、美しく、力強い作品に仕上がった。

ベルナルデスはその名が知られるごく初期の間から名だたるミュージシャンたちに共演者として取り上げられてきた。トン・ゼーやガル・コスタといったブラジリアン・レジェンドのみならず、デヴィッド・バーン、デヴェンドラ・バンハート、フリート・フォクシーズ、そして坂本慎太郎らとコラボレーションを重ね国内外でも益々注目度は高まっている。

彼の音楽の特徴を端的に挙げてみた

・ブラジルの伝統的な音楽をベースとした独自のスタイル
・甘く、優しく、時に力強い歌声
・愛、喪失、希望、そして人生観などについて歌った詩的で美しい歌詞

ベルナルデスの音楽を聴くと、心が洗われるような気持ちになる。彼の音楽は、人生の様々な場面で寄り添ってくれる、かけがえのない存在なのだ。